燃圧レギュレーターの役割
ずっと気になっていたのが燃圧のこと。
燃圧とはキャブに送られてくる燃料の圧力のことです。SOLEXキャブの理想的な燃圧は 0.25kg/c㎡なのですが、現状、0.15kg/c㎡しかかかってないので見直してみます。
フューエルプレッシャーレギュレーターの不良だろうと購入したキノクニさんに相談したところ快く点検してくれました。いつも親切に対応してくれるので安心して買い物が出来るお店です。
結果、不良は無かったようですが、ダイヤフラムなどの部品を新品交換してくれました。そうなると車に戻しても当然、変化なし。別の原因があるってことかな。
結果、不良は無かったようですが、ダイヤフラムなどの部品を新品交換してくれました。そうなると車に戻しても当然、変化なし。別の原因があるってことかな。
試しにレギュレーター手前でフューエルポンプの燃圧を測ってみよう。
… 0.15kg/c㎡ … あれ?
ポンプはインジェクションにも使える高圧な物なので、能力は何十倍もあるはず。
かと言って、動いている真新しいポンプが壊れているとも思えません。
かと言って、動いている真新しいポンプが壊れているとも思えません。
( ゚д゚) ん?
フューエルラインは以前に自分で配管した物。すべて内径 7.5mm。リターンも。
もしかしてこれだと圧力がかからないんじゃ…。
水を撒くホースに例えると、出口を指で潰さなければホース内圧力は上がらず水は遠くに飛びません。
フューエルラインは以前に自分で配管した物。すべて内径 7.5mm。リターンも。
もしかしてこれだと圧力がかからないんじゃ…。
水を撒くホースに例えると、出口を指で潰さなければホース内圧力は上がらず水は遠くに飛びません。
試しに燃料タンクに戻っているリターンのホースをプライヤーで握ってみると、
やっぱり!燃圧計の針が振れました。1kg/c㎡以上は軽く行きます。
やっぱり!燃圧計の針が振れました。1kg/c㎡以上は軽く行きます。
レギュレーターの取説にはリターンも太くするように書いてあったんだけどな…
※レギュレーターの取説にあった配置図
<キャブレター車>
タンク → フィルタ → ポンプ → レギュレーター → キャブ
↓ ↓
→→→→ → → → →→リターン
↓ ↓
→→→→ → → → →→リターン
<インジェクション車>
タンク → フィルタ → ポンプ → インジェクター → レギュレーター → リターン
これを見ると、
・キャブ車ではレギュレーターで余分な圧力をバイパスさせて燃圧を下げる。
・インジェクション車はレギュレーターで堰き止めて燃圧を上げる。
・インジェクション車はレギュレーターで堰き止めて燃圧を上げる。
燃圧レギュレーターは同じようで全く正反対の仕事をするんだね!
知ってる方には笑われそうな話で (ノ∀`*)スミマセン
<2007年3月10日の出来事>