DATSUN★DA( だっつんだ!)

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シリンダーヘッドの組立て

バルブはノーマルを使いますので、元通りに組立てるだけの作業です。
真っ黒にカーボン汚れがこびりついたバルブをボール盤のチャックに咥えて回し、
サンドペーパーでピカピカに磨きました。



バルブシートリング当たり面の擦り合わせをします。
バルブからの圧縮漏れを防ぐためオーバーホールには欠かせない工程です。



光明丹という朱肉の様な物で当たりを確認しながら進めます。
それほどキズが無く、細目のコンパウンドですぐに綺麗な当たり面が出ました。



このシリンダーヘッドは面研がされていましたが、何mm削っているかは不明。
圧縮比を適正に設定するために燃焼室の容積を測定します。
結果、計算上ヘッドガスケットは 0.6mmを使えば圧縮比が 11.35になることが分かりました。
…実際は親方に頂いた中古の 0.6mmメタルガスケットの使用が大前提。
なので、設定とかないですけど~ (;^ω^)

確認のための測定は大事です。

でも 1気筒みただけで全気筒の容積合わせとかしません。
もし違っても修正しないところは 見 な く て 良 い (か?)



バルブの組み付け作業です。
DOHC 4バルブのエンジンに比べればOHV 2バルブの A型ヘッドは拍子抜けするくらいに部品点数が少なく、
あっという間に組み上がりますね。




あとはシリンダーブロックにドッキングして、ロッカー周りの部品を取り付ければ、おしまい。

<2007年5月29日の出来事>