サンデーメカニックでも使える!?安くて簡単な故障診断機
久しぶり過ぎて、MINIの故障がいろいろあり過ぎて。まとまりは付きませんが時系列で連載しようと思います。
まず、前回。エンジンチェックランプが点灯、冷間時にすごく調子が悪いと書いた。
それで勘に頼った修理は止めにして診断機を導入する事にした。待て待て、そもそも整備士でもない、経験値もほぼ自分の車だけなのに勘もクソもないってもんだわ。
何万円もする本格的な物は買えないけれど、調べてみたら千円からある。
▲こういうやつ。
このアダプターを車両の「OBD2」というポートに差し込み、これとBluetoothで接続したスマホのアプリから情報を読み取るという物。これでチェックランプが点いている原因が分かるとか? 素晴らしい!
▲アプリもいろいろ。
Carlyのアダプターとアプリ(年課金)を購入、総額約1.5万円。こちらはBMW(MINI)に特化していて、コーディング(設定変更)も出来る。元々そっちがやりたいというのもありました。
▲このアダプターを
▲アクセルペダルの上にあるポートに差し込む。頭のボタンを押すと赤いランプが点灯。
Carlyのスマホアプリは英語表示のみ。英語は出来なくても分からない単語さえ調べればどうにかなりそう。Bluetooth接続も案内に従って進めると難なくつながった。
▲エラーの表示画面。
左側のカテゴリ「Motor Control(エンジン制御)」に2つのエラー。右がその詳細。「コード:002A8B」「コード:002A63」両方とも触媒前のラムダプローブこと O2センサー関連のエラーという事です。
エラーをクリアすることも可能。試しに消去してみるとチェックランプも消える。しばらくすると同じエラーが出てランプも点灯する。
、、、これはすごく便利だわぁ。
それでは問題の部品を交換しよう。
▲アストロで買ったセンサーソケット。右がラムダプローブこと O2センサー(互換品)
光速で終わるな!なんて目論むも、エキマニに遮熱版が付いているためソケットの深さが足りず届かず。。。クソぅ。
上の遮熱板を外す。可愛いらしいタコ足がコンニチハ。(R55/R56/R57 ターボ無し車)
このすぐ下に触媒があり、その右側に目的のセンサーが刺さっている。下の遮熱板を外したいのだが、どうやらマニ本体も外すことになりそうだ。
ナットを外すのに じゃま者が多く15°位ずつしか回せない。大体マニ周辺のネジは回しにくいって相場が決まっている訳だけれども、、、11mmのナットとか ふざけんな!長いスパナしかねーよ!焼けて固く指じゃ回んねーしな!!
映画1本位の時間を掛けてエキマニのナットを全て外した。腰に中度のダメージ。
マニを外そうとすると、あれ?スペースが無いじゃん。ラジエターとコアサポートも外すのか?もしかしてバンパーも!? おおごとになってきた。
ちょっと待て。10年止めてたタバコが吸いたい。。。
あきらめ悪くこの状態でしばらくガチャガチャもがく。エキマニと遮熱板を力ずくで引っ張って寄せて。するとO2センサーにソケットが浅く掛かる感触がある!
センサーをなめないようにソケットを押し付けて。全集中、何とかの呼吸!!!
・・・緩んだぁ。
修理作業で良くあるのは手っ取り早く目的の物に到達しようとして余計に時間が掛かる事。作業効率を考え周辺の部品を先に外してしまった方が結果 早い場合もある。
しかし今回は違う。遮熱板もエキマニも外せず感情的になりヤケクソで横にずらしてみた所、何となく上手く行ったのだ。私はこれを「横チン方式」と名付ける事にする。もちろん「方」の読みは「ポウ」である。あなたもそう呼んでみてはいかがだろうか。